皆さん、こんにちは。
管理人で金融マンの「まっしー」です。
このブログは、管理人まっしーがお勧めする吹奏楽の名曲・人気曲をご紹介するブログです。
第2回は、ジェイムズ・バーンズ(James Charles Barnes、1949年-)の名曲おすすめ2選をご紹介します!
J.バーンズは、A.リードと並んで吹奏楽界の巨匠として双璧をなす人物だと思います。
吹奏楽経験者でこの作曲家を知らない人はいないと思います。
それほどJ.バーンズは、日本のみならず世界の吹奏楽界で多大なる活躍・貢献をされている方です。
日本では、かつて洗足学園大学で専属指揮者を担当され、その後も指揮や音楽教育活動で頻繁に来日されています。
J.バーンズの曲なくして私の中高生時代の吹奏楽生活はなかったのではないか、とさえ思ったりもします。
今回は、そんなJ.バーンズの名曲を2曲選んでご紹介します。
第2位:『アパラチアン序曲』
第2位は、『アパラチアン序曲』です。
曲名からもお分かりのとおり、この曲は、アメリカからカナダにかけて連なるアパラチア山脈をイメージして作曲されています。
こんなことを書いてはバーンズ氏に失礼だとは思うのですが、私がこの曲を初めて聴いたときに思ったのは、「アメリカっぽくなくて、メロディーとリズムが野暮ったい」というものでした(バーンズさん、スミマセン、、、)。
おそらく、アパラチアの山脈の粗野で無骨なイメージから来るものではないかとも思うのですが、今改めて聴くと、大きく印象が異なります。
何となく「懐かしい」って思うんです。
特に、中間部のゆったりしたメロディーは、なぜか心に引っ掛かるものがあります。
私、このメロディーはどことなく日本民謡のような雰囲気があると思うんです。
だから、私たち日本人の心の琴線に触れるんだと思います。
ちょっとそんな視点でも頭の片隅に置きながらお聴きいだければと思います。
演奏音源と編成・グレード
J.バーンズ作曲『アパラチアン序曲』第1位:『アルヴァマー序曲』
第1位は、『アルヴァマー序曲』です。
この曲は、誰がなんと言おうと不動の第1位だと思います。
冒頭からアップテンポの小気味良いリズムと親しみやすいメロディーは、多くの聴く人の心を掴むことでしょう。
バーンズのあの特徴的な伴奏リズム「タタタ・タァーンタ・タン」は、一度聴くと頭から離れないんですよね。
(いつか別途ご紹介するつもりなのですが、このリズムは、ジェイムズ・スウェアリンジェンの曲とも共通する定番のリズムです)
ところで、この曲のタイトル「アルヴァマー」はバーンズ氏の住む地域のゴルフ場の名前から取ったという事実をご存じでしょうか。
私はその事実をラジオ番組「吹奏楽のひびき」の解説で知ったのですが、ちょっと意外な事実にガックリとこけてしまいました。
そんな事実とは裏腹に、曲はとっても良いんですよね。
とても親しみやすいメロディーとリズムが聴いていて心地よいです。
作曲者指定のテンポは132なのですが、日本では快速テンポで演奏されることが多いようです。本来はもう少しゆったりと、ゴルフ場のように広いイメージの曲なのかもしれませんね。
私がこの曲で特に惹かれるのは、中間部のゆったりしたメロディーです。
この曲は、A-B-Aの分かりやすいシンプルな構成をしていて、とても聴きやすいんですね。
Bの中間部は、これもまたどことなく日本的な要素がある気がして、聴く人の心を掴みます。
バーンズ氏は特に日本を意識しているわけではないとは思いますが、なぜか日本人好みのメロディーが多いように思います。
多くの方がこの曲を知っていることとは思いますが、まだ知らないという皆さん、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
グレード的にもそれほど難しくないとされています。実際に演奏すると結構難しいのですが、、、それもまあ吹奏楽の楽しみの一つです。
演奏動画と編成・グレード
この動画↓はPRO WiND 023による演奏だよ
プロの演奏って、安定感があって良いわよね
Amazonで一曲購入もできます。
いかがでしたでしょうか?
次回は、ジェイムズ・スウェアリンジェンの曲をご紹介しようと思います。