皆さん、こんにちは。管理人のまっしーです。
今回は、卒業式の入場曲・退場曲におすすめの人気曲をご紹介します。

皆さんの学校の卒業式の入退場はどんな雰囲気なのかな?

厳かな感じだったり、涙あふれる温かい感じだったり、学校によって特色があるわよね。
入退場曲によって式の雰囲気が変わる
入退場は、学校によって雰囲気も異なり、選曲次第で式の雰囲気も大きく変わってくるので、曲選びに悩む楽団も多いのではないでしょうか。
今回、事前にTwitterで入退場曲についてのアンケートを取ったところ、以下の傾向があることが判りました。
- 入場曲:クラシック系の曲が多い
- 退場曲:ポップス系の曲が多い
吹奏楽部の皆さん、教えて下さい。#卒業式の入場曲 (退場曲ではないです)は、何を演奏しますか(しましたか)?
— まっしー🎺@吹奏楽ブログ (@massy_tp) November 2, 2019
やはり入場曲は「威風堂々」や「アルセナール」などの格調高い系の方が主流なのかな🤔
FF外の方も、お気軽にどうぞ。#吹奏楽 #吹奏楽部 #吹奏楽部さんと繋がりたい
吹奏楽部の皆さん、もう1つ教えて下さい。#卒業式の退場曲 (入場曲ではないです)は、何を演奏しますか(しましたか)?
— まっしー🎺@吹奏楽ブログ (@massy_tp) November 3, 2019
退場曲は、やっぱりポップス系が主流かな? 泣ける曲がいいしなぁ。
FF外の方もお気軽にどうぞ。#吹奏楽 #吹奏楽部#吹奏楽部さんと繋がりたい
そこで、今回は、この結果も踏まえてクラシック曲からポップス曲まで、それぞれの卒業式の雰囲気に合ったおすすめの入退場曲をご紹介していきたいと思います。
それでは、早速始めましょう!
なお、以下の「目次」からお好きな曲にジャンプすることもできます。
入場曲におすすめの曲 8選
まず初めに、おすすめの入場曲を7曲ご紹介します(①~⑧)。
便宜上、入場曲としてご紹介しますが、もちろん退場曲としても演奏できます。
格調高い雰囲気ならこの曲
①行進曲『威風堂々』第1番
行進曲『威風堂々』第1番(E.エルガー)は、式典用の行進曲としては定番の曲です。
厳かでクラシカルな雰囲気の入場にするなら、この曲をおすすめします。
<演奏:龍谷大学吹奏楽部(2007年)>②『アルセナール』
コンサート・マーチ『アルセナール』(ヤン・ヴァンデルロースト作曲)は、とても格調高い雰囲気の人気曲です。
カッコいい曲でもあるので、前向き感が加わっておすすめです。
ちなみに、この動画↓の指揮者は、作曲者ご本人です。
<演奏:尚美ウインドオーケストラ>③『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は、R.ワーグナーの名曲です。荘厳で格調高い曲が好まれるなら、この曲をおすすめします。
なお、以下の音源の楽譜の他に、少し易しい編曲の楽譜も出版されています。
静かで落ち着いた入場ならこの曲
静かで落ち着いた厳かな雰囲気の曲を3曲ご紹介します。
なお、今回ご紹介する以下の3曲に共通して言えることですが、テンポがゆっくりめの曲については、少しテンポを上げて演奏した方が歩きやすく入場曲として良いかもしれません(原曲を損なわない程度にです)。
④パッヘルベルの『カノン』
静かで厳かな入場にするなら、この曲がおすすめです。上でご紹介した曲とはまた違った雰囲気の格調高い入場シーンになると思います。
また、卒業生の入場を待つ間に演奏ができるのであれば、待ち時間のBGMとしてもおすすめです。
⑤『G線上のアリア』
『G線上のアリア』(J.S.バッハ)も、『カノン』と同じく、静かで厳かな入場にするならおすすめの曲です。格調高いクラシカルな雰囲気が卒業式にぴったりの曲だと思います。
また、卒業生の入場前の時間に演奏ができるなら、待ち時間のBGMとしてもおすすめです。
⑥『エルザの大聖堂への行列』
『エルザの大聖堂への行列』(R.ワーグナー)は、厳かな入場シーンあるいは式典前の待ち時間の演奏などにおすすめの曲です。
前半はとても静かなので、「入場にこの曲?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ後半から最後にかけても聴いてみてください。壮大で感動的な名曲なので格調高い式典になると思います。
形式ばらない入場なら課題曲マーチも
堅苦しくない雰囲気の入場にするのであれば、卒業生との思い出の課題曲マーチを演奏するのも良いと思います。
今回は、2020/2021年課題曲Ⅳの吹奏楽のための「エール・マーチ」(宮下秀樹 作曲)と2019年課題曲Ⅲの行進曲『春』(福島弘和 作曲)をおすすめします。
⑦2020/2021年課題曲Ⅳ 吹奏楽のための「エール・マーチ」
『エール・マーチ』は、文字どおり卒業生にエールを贈る曲として最適なマーチだと思います。
明るく前向き感があり、また、中間部には美しいメロディーもあり気品も感じられ、卒業式のような式典にふさわしい曲と言えるでしょう。
⑧2019年課題曲Ⅲ 行進曲『春』
2019年の課題曲マーチ3曲の中では最もクラシカルな雰囲気のあるマーチであり、卒業式の入場にも合うと思います。せっかくなので高校生による演奏動画をご紹介します。
<演奏:大阪桐蔭高校吹奏楽部(2019年)>次に、おすすめの退場曲を8曲ご紹介します(⑨~⑯)。
退場曲におすすめの曲 9選
退場曲は、ポップス系の曲や定番の卒業ソングが演奏されることが多い傾向にあるようです。
そこで、今回はポップス系の卒業ソングを中心にご紹介していきます。
なお、テンポがゆっくりの曲については、少しテンポを上げて演奏すると前向き感が出て良いと思います。音源のテンポが遅いと感じる場合は、歩く速さくらいに調整してみてください。
また、ここでは便宜上、退場曲に分類していますが、卒業式によっては入場曲として演奏しても良いと思います。
定番ソングならこの曲
⑨『未来予想図Ⅱ』
『未来予想図Ⅱ』はDREAMS COME TRUEの人気曲です。1989年にリリースされたこの曲は、卒業生だけでなく保護者や先生の世代にとっても思い出深い曲だと思うので、その点でもおすすめです。
⑩『栄光の架橋』
『栄光の架橋』もまた、卒業式の定番ソングで、2004年のリリース以降、広く歌われ演奏されてきた、ゆずの名曲です。
いろんな曲を演奏したいならこの曲
⑪J-BEST みんなの卒うたメドレー
この曲は、人気の卒業ソングがメドレーになっているので、いろんな曲が演奏できておすすめです。 使用曲は以下の4曲で、どれも定番の名曲ですね。
- 『遥か』(GReeeeN)
- 『道』(EXILE)
- 『3月9日』(レミオロメン)
- 『明日への扉』(I WiSH)
前向き感を出すならこの曲も
⑫Departure From『GOOD LUCK!!』
『Departure』は、TBS系列で2003年に放送されたドラマ『GOOD LUCK!!』で使用された曲です。 曲名のとおり「出発・旅立ち」の曲として、卒業式にもおすすめです。
泣ける曲ならこの曲
⑬『未来へ』(Kiroro)
Kiroroの定番曲です。メロディーが美しく印象的なので、きっと涙の退場曲になることと思います。
テンポがゆっくりめの曲なので、少しテンポを上げて演奏すれば、前向き感が加わって良いと思います。
⑭『Best Friend』(Kiroro)
この曲もKiroroの定番曲です。長調の曲の中に短調のコードが効果的に使われているので、聴く人の心に訴えかけるものがあります。
この曲もやはりテンポがゆっくりめなので、少しテンポを上げて演奏すると、歩きやすくもなり、より前向き感が出てくると思います。
⑮『道』(EXILE)
『道』は、2007年にリリースされたEXILEの人気の卒業ソングです。
歌い出しの部分からA.Saxのソロがあり、印象的なメロディーがトランペットなどの楽器に受け継がれていきます。バラード調の曲は、聴く人の涙を誘うことでしょう。
⑯『明日への扉』(I WiSH)
『明日への扉』は、I WiSHのデビューシングルで、フジテレビ系の人気番組「あいのり」の主題歌として2002~2003年に使用された曲です。
明日への希望を感じせる前向き感のあるメロディが印象的です。歌も魅力的なので、コーラスも加えて卒業生を見送るのはいかがでしょうか。
以下の動画は小編成版の演奏ですが、通常編成版の楽譜もあります。
⑰『365日の紙飛行機』(AKB48)
『365日の紙飛行機』は、AKB48の楽曲で、2015年に放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」の主題歌として使用されました。
AKB48の他の楽曲とはひと味違った魅力のある曲であり、卒業生を温かい雰囲気で見送る退場曲として演奏するのはいかがでしょうか。
複数の楽譜が出版されており、小編成用の楽譜もあるので、人数の少ない楽団にもおすすめの曲です。
いかがでしたか? きっと、皆さん1人1人にもお気に入りの卒業ソングはいろいろありますよね。
選曲と演奏によって、卒業式の雰囲気も大きく大きく変わってくると思います。
ぜひ吹奏楽部の演奏で先輩を涙と笑顔で送り出して、思い出に残る良い卒業式になることをお祈りしています。
では、また次回の記事でお会いしましょう!

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