こんにちは。管理人のまっしーです。
今回は、演奏会のオープニングにふさわしい曲のおすすめ5選をご紹介します。
演奏会のオープニングは、やはり軽快で明るい曲で華やかに幕を開けたいですよね。
多くの演奏会では、第1部は、クラシック曲や吹奏楽オリジナル曲が多いように思います。
今回は、そんな第1部のオープニング場面にぴったりの曲をご紹介していきたいと思います。
では、早速はじめましょう。
第5位『インヴィクタ』
第5位は、J.スウェアリンジェンの往年の名曲『インヴィクタ』です。
この曲は、スウェアリンジェンの数多い作品の中でも1、2位を争うほど華やかなオープニングを持つ曲です。コンサートの冒頭を華やかなファンファーレで飾るのはいかがでしょうか。
なお、スウェアリンジェンの曲は、この曲の他にもオープニングにぴったりの曲が多いので、ご参考までに別記事もご紹介しておきます。
私がこの曲をおすすめする理由
- 曲の冒頭もエンディングも華やかで、メロディーも親しみやすい
- グレードが「3」と比較的易しく、幅広い楽団で取り組みやすい
演奏動画と編成・グレード
<編成>
Picc. / Fl.1-2 / Ob. / Bsn. / Eb Alto Cl. / Bb Cl.1-3 / Bb B.Cl. / A.Sax.1-2 / T.Sax. / B.Sax. / Bb Corn.1-3 / Hrn.1-4 / Trb.1-3 / Euph. B.C. / Euph. T.C. / Tuba / Timp. / S.D. / B.D. / C.Cym. / S.Cym. / Tamb. / Glock. / Chimes.
<グレード>
3(あくまで目安です)
参考文献:株式会社ミュージックエイトHP
第4位 コンサート・マーチ『アルセナール』
『アルセナール』(ヤン・ヴァンデルロースト作曲)は、英国風の格調高いコンサート・マーチです。
演奏会のオープニングだけでなく、アンコール、卒業式・入学式など各種式典の入退場曲として演奏されることも多い人気曲です。
なお、今回ご紹介する演奏は、 ヤン・ヴァンデルロースト氏自身の指揮による演奏です。
私がこの曲をおすすめする理由
- 演奏会の冒頭に相応しい格調高いコンサート・マーチである
- 演奏時間が約3分半と短く、冒頭の曲として手頃である
演奏動画と編成・グレード
<演奏:尚美ウインドオーケストラ><編成>
Picc. / Fl.1-2 / Ob.1-2 / E.Hrn. / Bsn.1-2 / Eb Cl. / Bb Cl.1-3 / Eb A.Cl. / B.Cl. / C.B.Cl. / A.Sax.1-2 / T.Sax. / B.Sax. / Cor./Trp.1-3 / Hrn.1-4 / Trb.1-2 / B.Trb. / Euph.1-2 / Tubas / St.Bass / Timp. / Glock. / S.D. / B.D. / Cym.
<グレード>
4(あくまで目安です)
参考文献:ブレイン・オンライン・ショップHP
第3位『キャンディード序曲』
第3位は、『キャンディード序曲』(吹奏楽版)です。
この曲は、言わずと知れた、レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)の名曲中の名曲です。かつて、テレビ朝日の『題名のない音楽会』のオープニング曲としても使用されていたので、ご存じの方も多いと思います。
私がこの曲をおすすめする理由
- 「序曲」であり、まさに幕開けのための曲である
- 冒頭からテンポ良く金管も鳴り、華やかである
- お客さんの多くがこの曲を知っていると思われる
- 演奏時間が約4分20秒と適度に短い
演奏動画と編成・グレード

この動画↓は、龍谷大学吹奏楽部による演奏なんだ。グレードが高めの曲だけど、さすが全国レベルの吹奏楽団の演奏だと思うよ。

そうね。この曲は冒頭から華やかだし、中間部の流れるような印象的なメロディも魅力よね。
<編成>
Picc. / Fl.1-2 / Ob.1-2 / Bsn.1-2 / Eb Cl. / Bb Cl.1-3 / Eb A.Cl. / B.Cl. / CA.Cl. / CB.Cl. / A.Sax.1-2 / T.Sax. / B.Sax. / Trp.1-2 / Cor.1-3 / Hrn.1-4 / Trb.1-3 / Bari. or Euph. / Tuba / St.Bass / Timp. / Xylo. / Glock. / Perc. / Harp
<グレード>
4(あくまで目安です)
参考文献:ブレーン・オンライン・ショップHP
第2位 コンサート・マーチ『ブルー・インパルス』
第2位は、斉藤高順作曲のコンサート・マーチ『ブルー・インパルス』です。
この曲は、航空自衛隊航空音楽隊(現・航空中央音楽隊)の創立10周年を記念して作曲された作品です。
「ブルー・インパルス」とは、 航空自衛隊の航空祭などで華麗なアクロバット飛行を披露する飛行隊のチームのことです。1964年の東京オリンピックで五輪の輪を青空に描いたことでも知られています。 2020年の東京オリンピックで再び脚光を浴びることになるかもしれませんね。
曲は冒頭のベルトーンで始まり、「マーチ」にしては早いテンポで爽快に流れていきます。途中でソプラノ・サックスの美しいソロや、トランペットの美しい対旋律もあり、美しいアクロバット飛行を思い起こさせます。
私がこの曲をおすすめする理由
- 演奏会の冒頭に相応しい軽快なコンサート・マーチである
- ドラム・セットが登場し、テンポ感がとても良い
- 演奏時間が約3分半と短くコンパクトである
演奏動画と編成・グレード
コンサート・マーチ『ブルー・インパルス』<編成>
Picc. / Fl.1-2 / Ob. / Bsn. / Eb Cl. / Bb Cl.1-3 / Bb B.Cl. / A.Sax.1(S.Sax.) / A.Sax.2 / T.Sax.1-2 / B.Sax. / Trp.1-3 / Hrn.1-4 / Trb.1-4 / Euph. / Tuba / St.Bass / Harp / Drum Set / Timp. / Glock.
<グレード>
4(あくまで目安です)
参考文献:ロケットミュージック株式会社HP
第1位『高度な技術への指標』
第1位は、『高度な技術への指標』(A Guide to the Advanced Technique、作曲:河辺公一)です。
この曲は、1974年の吹奏楽コンクールの課題曲の1つです。初めてドラムセットが登場した課題曲としても知られています。
曲名のとおり、高度な技術が求められ、非常に難しい曲です。
当時、この曲で全国大会金賞を受賞したのは、中学校の部では1校のみで、高校の部にいたってはゼロという結果になりました。このため、この曲は「コンクール史上最も難しい課題曲」とも言われています。
私がこの曲をおすすめする理由
- 演奏会冒頭から非常に大きなインパクトを与えられる曲である
- TpやSaxなどのソリも盛りだくさんで、演奏していて楽しい
- メロディも親しみやすく、お客さんにとっても聴いていて楽しめる
- 演奏時間が約4分弱と短く、冒頭の曲としてコンパクトである
演奏動画と編成・グレード

この動画↓は、シエナ・ウインドオーケストラによる演奏だよ(指揮:佐渡裕)。さすがプロ、という凄い演奏なんだ。ぜひ聴いてみて。

課題曲とは思えないくらい難しそうだけど、とても楽しい曲よね。トランペットのソリは素敵ね。
<編成>
Picc.、Fl.、Ob.、Bsn.、Eb Cl.、Bb Cl.1-3、B.Cl.、A.Sax.、T.Sax.、B.Sax.、Trp.1-3、Hrn.1-4、Trb.1-2、Bass Tb.、Euph.、Tuba、Drum Set、Cym.、B.D.、S.Cym.、Claves、Tamb.、Timp.、Tom-tom、Glock.
<グレード>
4(あくまで目安です)
参考文献:ティーダ出版HP
いかがでしたでしょうか?
やはり演奏会のオープニングは、軽快で華やかにいきたいものですよね。
皆さんの演奏会が素晴らしい幕開けで始まりますように。
では、次回の記事でお会いしましょう!